富士山を学ぶ|自然・生態・文化を現地からわかりやすく解説

富士山は、標高差と火山活動の影響によって、
他ではあまり見られない自然環境が形づくられています。

このページでは、富士山周辺に生息する動物や植物、
植生の特徴を通して、
富士山の自然を全体像としてわかりやすくまとめています。

富士山の自然と生態を学ぶ

富士山は、標高差と火山活動の影響によって、
動物や植物の分布がはっきりと分かれる山です。

この章では、富士山周辺に見られる自然や生態の特徴を、
動物・植物・植生といった視点から整理して紹介します。

富士山を学ぶ:富士山に生息する動物

富士山周辺には、森林から高山帯まで、
さまざまな環境に適応した動物が生息しています。

標高や植生の違いによって、
動物の種類や行動がどのように変わるのかを見ていきます。

ニホンカモシカ
富士山を学ぶ:富士山に生息する動物今回は「富士山に生息する動物」について学んでいきます。ちなみに日常生活の会話の中で「動物」というと主に哺乳類を指すことが多いですが 本来「動物」に含まれる生物は、哺乳類・爬虫類・鳥類・両生類・魚類・貝類・昆虫類など幅広い種類を含んでいます。この記事においても本来の意味での「富士山に生息する動物」を学んでいきます。...
シカ
自然を学ぶ:日本に住む哺乳類日本に昔から住む哺乳類(外来種を除く)は陸地や海のもの含めるとおよそ130種といわれています。地球全体ではおよそ4070種といわれているため全世界の約3.2%にあたる種の哺乳類が日本にいることになります。世界に占める日本の国土の面積が0.25%であることを考えるとその数は多いと言えるのではないでしょうか。...
日本の哺乳類を学ぶ:翼手目(コウモリの仲間)哺乳類で唯一空を飛ぶことができるのはコウモリの仲間です。 コウモリ類は、手が翼になっているという意味から翼手目(コウモリ目)に分類され、日本にはおよそ30種が生息しており日本に生息する哺乳類の約3分の1を占めています。そしてコウモリ類は、大翼手目のオオコウモリ類と小翼手目の小型のコウモリ類の2種に分類されます。...
森のエビフライ
自然を楽しむ:フィールドサイン今回は「自然を楽しむ」をテーマにフィールドサインについて紹介します。アニマルトラックともいわれます。森や山などの自然に足を踏み入れると見えてくるのは大きな木や草などの植物、また昆虫達の姿も度々目にします。そして聞こえてくるのは鳥たちが鳴く声。と、私たちに近い動物である哺乳類の姿やその声を聞くことはあまりありません。...

富士山を学ぶ:富士山の植物たち

富士山の植物は、標高や地形の違いによって、
見られる種類が大きく変わります。

低地の森林から高山帯まで、
植物がどのように移り変わっていくのかを紹介します。

パッチ状の群落
富士山を学ぶ:富士山の植物たち今回も富士山について学んでいきます。テーマは「富士山の植物たち」その前の「富士山の植生を学ぶ」では垂直分布をテーマに学んできましたが今回は実際にどんな植物が富士山ではよく見られるのか?できるだけわかりやすい、見つけやすい植物に絞って学んでいきます。...
御殿場口
富士山を学ぶ:富士山の植生今回は富士山を学ぶシリーズ「富士山の植生」について学んでいきます。植物に関しては今まで学んできた事に増して情報量も多く深い話になりがちですが、このブログではいつもの通り、さらっと理解できるレベルのことを学んでいきます。...
富士山を登る植物:一合目富士山に生育する植物を「富士山を登る植物」と題し学んでいきます。今回は第一弾(一合目)です。 一般的に植物は緯度による平均気温の違いにより生育する植物の分布が異なります。つまり平均気温の違いにより異なった植物が生息するということです。これを水平分布と呼びます。気温は高度においても変化します。標高が高くなればなるほど気温は下がります。数値でいうと100m標高が上がるごとに気温は0.6度下がります。この標高の違いにより気温が変化することで植物の分布が変化します。これを垂直分布と呼びます。...
富士山麓の神秘:青木ヶ原樹海に広がる苔(コケ)の世界富士山の麓に広がる、神秘的な森、青木ヶ原樹海。その深い緑の中で、ひときわ目を引くのが、一面に広がる苔(コケ)の絨毯です。今回は、この樹海...

青木ヶ原樹海を学ぶ

青木ヶ原樹海は、富士山の噴火によって生まれた溶岩の上に、
長い時間をかけて形成された独特な森です。

噂やイメージだけでは見えにくい、
樹海の成り立ちや自然環境の特徴を整理して紹介します。

青木ヶ原樹海の噂と真実

青木ヶ原樹海は、さまざまな噂やイメージによって語られることの多い場所です。

一方で、実際の樹海は豊かな自然環境を持つ森林であり、
地質や生態の視点から見れば、他の森と同様に成り立ちを理解することができます。

この章では、広く知られるイメージと、
自然としての青木ヶ原樹海の姿を整理して紹介します。

青木ヶ原樹海の噂と真実を徹底解説青木ヶ原樹海の噂と真実を徹底解説 青木ヶ原樹海は、富士山の北西に広がる約30平方キロメートルの広大な原生林です。その神秘的で少し不...

青木ヶ原樹海の成り立ち

青木ヶ原樹海は、貞観噴火などの富士山の噴火によって流れ出た
溶岩の上に形成された森林です。

複雑な溶岩地形と長い時間の経過が、
現在の独特な森の景観を生み出しています。

青木ヶ原樹海
富士山を学ぶ:青木ヶ原樹海の成り立ち。富士山の北西の山腹から西湖・精進湖・本栖湖、一帯に広がる森林地帯。隙間なく樹木が生い茂り山頂などから見下ろすと、その様子が海のように見えることから青木ヶ原樹海と呼ばれる手付かずの原生林。今回は「青木ヶ原樹海の成り立ち」について学んでいきます。...

樹海の植物たち

青木ヶ原樹海では、溶岩の隙間にたまったわずかな土壌を利用して、
多様な植物や苔が生育しています。

特に苔類は、湿度の高い環境と日照条件のもとで発達し、
樹海独特の景観を形づくる重要な存在です。

青木ヶ原樹海:独特な植生が織りなす神秘の森 青木ヶ原樹海は、富士山の西麓に広がる原生林で、その誕生は貞観噴火による溶岩流に由来します。この地域は、独自の環境条件が作り出...

樹海の苔・地質・溶岩洞窟

富士山麓の神秘:青木ヶ原樹海に広がる苔(コケ)の世界富士山の麓に広がる、神秘的な森、青木ヶ原樹海。その深い緑の中で、ひときわ目を引くのが、一面に広がる苔(コケ)の絨毯です。今回は、この樹海...

樹海の清掃活動と環境変化

青木ヶ原樹海と富士山の清掃活動 ― 1999年から始まった取り組みが生んだ変化青木ヶ原樹海のごみ問題は、1999年~2000年頃に始まった清掃活動によって大きく改善されました。本記事では、樹海の環境保全の歴史や、富士山エリアでの清掃活動の取り組みについて詳しく解説します。...

歴史から見る青木ヶ原樹海の変遷

歴史から見る青木ヶ原樹海の変遷 ― 自然の営みと文化の再解釈青木ヶ原樹海は、864年の富士山噴火に始まる大地の再生から、約300年前に密生した神秘の森へと変貌。その歴史的変遷と文化的再解釈を、地質学や伝承の視点から詳しく解説します。...

登山・自然と健康を学ぶ

富士山に関わる活動は、心と体にどのような影響を与えるのでしょうか。この章では、登山や自然の中を歩くことを「論文」と「現場での体感」の両方から整理して紹介します。

登山の運動効果(基礎)

健康登山のススメ:何歳からでも始められる山歩き健康術「登山は何歳からでも始められる!20代~シニアまで、年代別の健康効果やおすすめの楽しみ方を徹底解説。運動不足解消から生活習慣病予防、健康寿命延伸まで、登山で心身ともに健康になりましょう!」...

登山は、有酸素運動だけでなく、脚力・バランス・体幹など複数の要素が同時に使われる運動です。「どんな負荷が、どんな体の反応につながるのか」を整理して、健康づくりとしての登山を理解します。

血圧・血糖値と登山(生活習慣の視点)

血圧や血糖値は、運動習慣・体重・ストレスなどの影響を受けやすい指標です。登山がこれらにどう関わるのかを、無理のない頻度や強度の考え方も含めてまとめます。

血圧・血糖値からみた登山の効果 - 生活習慣病予防と改善のメカニズム高血圧や糖尿病に効果的な登山の科学的メカニズムを解説。定期的な山登りが血圧を下げ、血糖値をコントロールする仕組みと心臓血管系への長期的健康効果を、実際の研究データや症例とともに紹介。生活習慣病改善に役立つ登山の頻度や強度の目安も。...

メンタルヘルスと登山(心の回復)

自然の中を歩くことは、気分転換以上に、ストレス反応や注意の回復といった面で注目されています。
「なぜ落ち着くのか」「どんな条件で効果を感じやすいのか」を整理します。

メンタルヘルスと登山 - 自然が心に与える癒しとストレス解消効果登山がメンタルヘルスに与える科学的効果とは?森林浴効果、ストレスホルモン低減、マインドフルネス状態、達成感など、山と自然が心に与える癒しと回復のメカニズムを実例とともに解説します。うつや不安の軽減にも効果的な登山の魅力。...

論文解説シリーズ

 論文解説:週1回の低山登山が健康にもたらす驚きの効果 - ウォーキングと比較して健康のために運動をしようと思ったとき、多くの人が真っ先に思い浮かべるのがウォーキングではないでしょうか。手軽で安全なウォーキングは、確か...

富士山麓を「歩いて学ぶ」

富士山麓には、登山とは異なる楽しみ方があります。山麓の散策やトレッキングを通して、季節ごとの自然や文化を感じながら、歩くことで富士山をより身近に学ぶことができます。

冬の富士山ハイキング(水ヶ塚〜二ッ塚)

水ヶ塚から二ッ塚までの冬のハイキングは、雪景色と冬の富士山の自然を間近で感じられるルートです。

冬の富士山ハイキング:水ヶ塚公園~二ッ塚、そして白い三連星冬の富士山ハイキング:「水ヶ塚公園~二ッ塚、そして白い三連星」 富士山の南麓(静岡県側)水ヶ塚公園(1450m)から富士山の側火山(かつて火口跡)二ッ塚下(1804m)を歩く雪山初心者向けルート。...

御殿場口五合目ハイキング

富士山御殿場口五合目は比較的やさしいトレッキングコースとして人気があります。自然の表情や地形を観察しながら歩くことで、富士山の麓の魅力を知ることができます。

富士山御殿場口五合目/砂走りと二ツ塚コース手軽に富士山をトレッキングできるコースの紹介。 御殿場口新五合目より幕岩・二つ塚を目指し、富士山名物砂走を体感するトレッキングコース。 危険なところもなく、標準コースタイムも3時間ほどで、小学生高学年も学校の登山体験で利用するコースで、親子登山にもおすすめです。...

富士山の文化・信仰を学ぶ

富士山は、美しい山であると同時に、長いあいだ信仰の対象として大切にされてきました。
登山が広まる以前は、富士山に登ること自体が祈りや修行の意味を持つ行為でもあります。
この章では、富士山信仰の背景や、周辺の名所に残る文化的なつながりを、わかりやすく紹介します。

富士山と周辺の名所ウォーク

世界遺産・富士山の魂を映す浜辺:三保松原の信仰と芸術世界文化遺産・富士山の構成資産「三保松原」の価値を深掘り。なぜ信仰の対象と芸術の源泉なのか?御穂神社や羽衣伝説との関わり、歌川広重も描いた景観の魅力、保全の歴史まで、その文化的意義を分かりやすく解説します。...
聖なる水の巡礼地、世界遺産「忍野八海」の魅力世界遺産「富士山」の構成資産、忍野八海。富士山の伏流水が生み出す8つの神秘的な池の魅力、歴史、そして富士山信仰との関わりを徹底解説。宇津湖伝説の真偽は?最新研究も紹介。美しい写真とともに、忍野八海の全てがわかる!...

富士山は、一度見ただけでは分からないことがたくさんあります。
季節や場所を変えて見ていくと、
「こんな一面もあったんだ」と感じる瞬間が増えていきます。
そんな気づきを楽しみながら、富士山を知ってもらえたら嬉しいです。