富士山

世界遺産富士山構成資産:須山浅間神社

世界遺産富士山の構成資産の一つ、静岡県裾野市須山に鎮座する浅間神社。

数あるほどではないが、いくつかある富士山の登山道の一つ須山口登山道の玄関口。

江戸時代には賑わった頃もあったようだが、宝永の大噴火による登山道の消滅、その後復活するも鉄道という超強力なインフラを得た御殿場口登山道にその座を奪われる。そして明治41年遂に登山道の一部が名誉ある大日本帝国陸軍の演習場とされることで廃道となるわけです。

これは登山道の話ですが、登山道が廃道になれば登山者もいなくなるわけで、必然的にその玄関口である神社やその周辺(宿など)も廃れてしまうのは想像に難くありません。

というわけで、現在の須山浅間神社は幹線道路からも外れた住宅街、看板はあるものの少々わかりにくい場所にひっそりと佇んでいます。

神社は神様を祀る場所。
本来そうあるべきなのでしょう。観光地ではありませんからね。

さて神社の由緒ですが、登場人物としてヤマトタケル・蘇我稲目・平兼盛らが出てきます。ヤマトタケルは色々な神社の由緒に登場することが多い有名人。
蘇我稲目(そがのいなめ)はあの蘇我氏、蘇我馬子の父。
平兼盛はこの中では最もマイナーですが、三六歌仙の1人。三六歌仙は柿本人麻呂・小野小町・在原業平とか有名人も選ばれている結構たいした36人の和歌の名人たちです。
はで、なぜそんな平兼盛が須山浅間神社の由緒に登場するかといえば、彼が駿河守(するがもり)であったためです。
駿河守というのは駿河国の知事のようなもので、駿河国の一番偉い人というところでしょうか。
そんな人物なら確かに神社の由緒にふさわしいですね。

最後に。
須山という名は地名から来ています。
今でもこの周辺は裾野市須山〜と呼ばれる地域です。
元々は須山村。いくつかの村が合併して裾野市になりその名残りが今でも残っているのです。

ABOUT ME
富士山ガイド竹沢
静岡県裾野市在住。 富士山に暮らす富士山ガイド 富士山エコネット認定 エコツアーガイド 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイドステージⅡ