お勉強

日本の哺乳類:ぴょんぴょん跳ねて移動するウサギさんについて学ぶよ。 

今回は、長い耳を持ち大きな後ろ足で飛び跳ねるようにかわいくぴょんぴょんする、ペットとしても大人気のウサギさんについて学んでいきます。

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ウサギさんたちは明るくひらけた林や草原を中心に、海岸から高山、森林、湿地帯や砂漠などさまざまな環境に適応して暮らしています。
あと、お月さんにもいますね!

そして草食動物であり、多種多様な植物を食べます。その一方でかわいそうですが、肉食動物や猛禽類の貴重な餌となり食物連鎖を底辺で支える、生態系においてとても重要なポジションを担っています。

またウサギさんは人間が森林を切り開いてきたことにより繁栄してきました。古くから人の生活圏にも近く生息して、畑や植林地に害をなす一方で、毛皮や食肉としてペットや実験動物としても利用されてきました。そして、日本はもちろん世界の国々の神話や物語にも登場していますね。まさに愛され動物!!

それではここからまじめに⁈?ウサギさんについて学んでいきます。

ウサギは哺乳類のウサギ目に分類され現代ではナキウサギ科とウサギ科の2つの科が生息しています。


ニホンノウサギ画像【写真AC】 Kuaさんより。

ウサギ科は1kgに満たない小さな種から6kgの大型の種まで幅広く生息し、ほぼ世界中に分布、自然分布しない地域南極、オーストラリア、マダガスカル島だけとなっています。
あの広大なオーストリアにウサギが自然分布していなかったのは意外ですが、近代に入り19世紀にイギリスから持ち込まれたアナウサギが爆発的に増えて生態系に多大な影響を及ぼしています。
多くの種は夜行性で鳴くこともなく単独行動を好みます。特定の巣は持たず広い行動圏を持つため天敵から狙われやすくなりますが、素早く逃走するために長い耳と大きな後ろ足が発達しました。


ナキウサギ画像【写真AC】 makieniさんより。

一方のナキウサギ科は、アジアや北米に分布が偏り生息場所も高山や草原帯、高緯度地域の森林帯など寒冷な場所に限られています。耳は丸く体重は75〜290gほどの範囲の小型のウサギです。
昼行性であるも夜間にも活動し、多くの種が良く鳴きます。
ゆえにナキウサギ。
種ごとに特定の巣を持ち、岩のすきまをすみかとする岩住まいや、草原に穴を掘って生活する草住まいがあります。
ナワバリ意識もあり、多くは一夫一妻で冬に備えて食料も貯蔵します。

そしてこの2つの科に共通するウサギ目の大きな特徴が4つあります。
① くさび状の切歯
上あごにある2本の大きな切歯の裏側にくっつくように生えている小さな歯があります。この少切歯は実際に使われることはなく、哺乳類では唯一ウサギだけが持っています。

② 独特な移動方法
前足を前後に着地させ、後ろ足が前足より前に着地する跳躍で移動。そのため足跡が大きい後ろ足跡が前に並び、小さい前足が前後に後ろに並びます。その跳躍スピードは時速80kmにも達します。ちなみに手でものを掴むことはできません。

③長い耳
ナキウサギの丸く小さい耳もネズミの耳よりは大きく、特にノウサギ属の長い耳は捕食者の接近を察知するために発達。また耳が体温を放出する器官の役割をはたしています。

④糞食
2つのタイプの糞を排出。
1つは硬くて丸い糞。もう1つは軟らかい暗緑色のクリーム状の軟便。こちらは小さな食物粒子が盲腸内で微生物により発酵され栄養価の高い食料に変わったものでこちらを食します。

そして、現在日本には3属4種のウサギが生息ウサギ科エゾユキウサギ、ニホンノウサギ、アマミノクロウサギの3種。そしてナキウサギ科エゾナキウサギ

これらのウサギについてはまた次回以降学んでいきますー。
今回は以上です。

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インタープリター竹沢
静岡県裾野市在住。 人と自然をつなぐインタープリターでありたい。 富士山エコネット認定 エコツアーガイド 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイドステージⅡ