お勉強

天気を学ぶ:雨

こんにちは。
インタープリタータケザワです。

天気を学ぶシリーズ。
前回、各種気象情報・天気予報の用語について学びました。

気象
天気を学ぶ:各種気象情報・天気予報の用語今回は、各種気象情報・天気予報の用語についての学びです。天気予報を確認するとき、晴れるのか?雨なのか?その雨はいつ頃から降るのか?そして降水確率はどのくらいなのか?など確認するかと思います。まずはその「降水確率」とは??について確認していきます。降水確率とは「その予報地域内において一定の時間帯に1mm以上の雨または雪が降る確率の平均値」です。例えば、、、...

よく聞く用語でもその意味を理解していなかったり、分かったつもりでいた用語も多々ありました。
そして、こういった独特の言い回しをする天気用語よく知ることで、天気への理解も進み、天気予報をより有効的に活用できることと思います。

そこで今回はある用語に絞ってその理解を深めようと思います。

「雨」が降るしくみ・「雨」の強さと降り方についてです。

まずは、よく知っているようであまり知られてない雨の降るしくみについて学んでいきます。
そして雨を知るためには、雲について知らなければなりません。

巻積雲
天気を学ぶ:雲のできかたどもインタープリターTAKEZAWAです。これから天気について学んでいきます。まずはじめに、雲の形、雲の動き、雲の変化を知ることで天気を予想する観天天気について学びます。今回はその第一歩として「雲のできかた」について。...

というわけで「雨の降るしくみ」です。

まず雨は雲から作られます。
そして雲を形成している雲粒はとても小さく空から落ちてきません。
雨粒は空から落ちてきます。
ということは雨粒は雲粒より大きい(体積で100万粒以上の差)という事がわかります。

そして雨粒はこの雲粒等が成長したものになります。
一体、どのように成長していくのか?これが雨の降る仕組みにつながります。

雨の降る仕組みは2種類。

「冷たい雨」「暖かい雨」があります。
これは冷たい雨が温度が低い雨で、暖かい雨が温度が高いというわけではなく
雨粒ができるしくみに理由があります。

まず「冷たい雨」とは雲の中にある氷晶と呼ばれる氷の粒が雨粒になり降る雨です。

雲は、空気が上昇することで空気内の水蒸気が飽和し水の粒(雲粒)または氷の粒(氷晶)に変化しそれが集まることでできます。
そして、水の粒である雲粒は比較的高度が低く気温が高い場所で生まれ、氷の粒である氷晶はより標高が高く、より気温が低いところで生まれます。
0度以下になると氷晶と雲粒が混在し、マイナス40度くらいになるとそのほとんどが氷晶になります。
氷晶は他の氷晶と衝突したり水蒸気を取り込んだりして大きく成長しやがて落下します。落下した氷晶はその途中で溶けると地上で雨になります。
日本をはじめとした中高緯度地域で降る雨はほとんどがこの「冷たい雨」です。

「暖かい雨」は気温が高い地域など雲の温度が0度以下にならないことがあります。
そのため雲粒は氷にならず水滴の状態で大きく成長し地上へ降り注ぎます。
熱帯地方で降るスコールはこの「暖かい雨」に相当します。

ちなみに雨粒の形ですが、よくしずくの形や細い線で表現されますが、実際は球形をしておりそれが落下するとき空気抵抗でつぶれ、おまんじゅうのような形になります。また大きいものは分裂することもあります。

続いて、天気予報における雨の強さと降り方に関する用語です。
その強さにより5段階に分類されます。

【やや強い雨】1時間雨量 10mm以上20mm未満
ザーザーと降る。地面からの跳ね返りで足元が濡れる。雨の音で話し声がよく聞き取れない。地面一面に水たまりができる。
災害発生状況:この程度でも長く続くときは注意が必要。

このくらい雨でも屋外での活動はもう難しいレベルですね。

【強い雨】1時間雨量 20mm以上30mm未満
どしゃ降り。傘をさしていてもぬれる。寝ている人の半数くらいが雨に気がつく。
地面一面に水たまりができる。運転中ワイパーを速くしても見づらい
災害発生状況:側溝や下水、小さな川があふれ小規模のがけ崩れが起きる。

外に一瞬出ただけでもびしょ濡れになるやつ。

【激しい雨】1時間雨量 30mm以上50mm未満
バケツをひっくり返したように降る。傘をさしていてもぬれる。寝ている人の半数くらいが雨に気がつく。道路が川のようになる。高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる
災害発生状況:山崩れ・土砂崩れが起きやすくなり危険地帯では避難が必要。都市では下水管から雨水があふれる。

ゲリラ豪雨の時はこんな感じだったかな。
これより強い雨はいずれも外には出られないレベルの雨ですね。

【非常に激しい雨】1時間雨量 50mm以上80mm未満
滝のように降る(ゴーゴーと降り続く)。傘は全く役に立たなくなる。寝ている人の半数くらいが雨に気がつく。
水しぶきであたり一面が白く映り、視界が悪くなる。車の運転は危険。
災害発生状況:都市部では地下室や地下街へ雨が流れ込む場合がある。マンホールから水が噴出する。土石流が起こりやすい。多くの災害が発生する。

【猛烈な雨】1時間雨量 80mm以上~
息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる。傘は全く役に立たなくなる。寝ている人の半数くらいが雨に気がつく。
水しぶきであたり一面が白く映り、視界が悪くなる。車の運転は危険。
災害発生状況:雨による大規模な災害の発生する恐れが強く、厳重な警戒が必要。

とりあえず天気予報で10mm以上の雨の予報が出たら登山はもちろん、アウトドアやスポーツ、屋外での活動は控えた方がいいという事ですね。

次回は風について。そのしくみと強さと吹き方について学びます。

参考書籍


参考サイト
気象庁予報用語、雨の強さと降り方

ABOUT ME
インタープリター竹沢
静岡県裾野市在住。 人と自然をつなぐインタープリターでありたい。 富士山エコネット認定 エコツアーガイド 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイドステージⅡ