お勉強

天気を学ぶ:雲のできかた

今回は天気についてちょいと学びたいと思います。
以前、天気について少し書きましたが今回は少し突っ込んで書きたいと思います。

天気予報
ガイドおすすめ天気予報アプリ・天気予報サイトども インタープリタータケザワです。 今朝、少し雲が出ておりましたが午後からは雲も晴れ、 まだまだ雪が残る富士山を目にする事ができ...

ただあくまでも一緒に学んでいきましょうというスタンスです。^ – ^

よく、山に行く時はもちろん、普段の生活でも仕事行く時出掛ける時など天気の確認しますよね?
しないですか?
それはそれとして、、、
天気が知りたい時、天気が気になる時は確認しますね。

ただ一般的な天気予報はある程度広範囲な地域の予報である為、ピンポイントの場所での天気、そして山にいる時は数時間単位の天気の変化は現地で確認しなければなりません。

その時に確認すべきは。

雲の形、雲の動き、雲の変化。

いわゆる観天天気と呼ばれるもの。

ガイドとしては必須の知識ですね。ある程度理解し実践するには知識と経験が必要になってくるので、まずは何となく理解していきます!

そして、何となく理解するためには、
はじめに雲について知らなければなりません。

というわけで今日は、
「どうして雲はできるのか?」
という素朴な疑問を学んでいきたいと思います。



雲は、、、

「地上にある水蒸気を含んだ空気が、上昇することにより冷やされて作られます。」

水蒸気は水が気体になったものですね。
空気には水蒸気をはじめ、窒素や酸素、さまざまな成分が含まれています。
そして空気が含むことができる(空気の体内に入れることができる)水蒸気の量には、限界があるのです。
その限界は一定ではなく、空気の温度によって変化します。空気の温度が高い程多く含むことができ、低いと水蒸気を含む量が減ります。
つまり気温30度の空気と、20度の空気では水蒸気を含むことができる量が違うということです。

そして空気は、上空へ行けば行くほど温度が低くなります。温度が低くなった空気は水蒸気を含む量が減ります。これ以上水蒸気を抱えることができない!!という事になるわけですね。
やがて、その空気からリストラされた水蒸気は、水の粒や氷の粒に変化し、それが集まって雲になります。

ただ、水蒸気を含んだ空気が冷やされるだけでは雲になることはできず、空気中に飛んでいる、塵やホコリといった「エアロゾル」いう微粒子に水蒸気がくっつくことで、雲粒、氷晶といわれる雲の元になる「雲粒子」になります。
つまり、水蒸気とホコリが合体して「雲」の子供が生まれて、その子供たちが無数に集まることで雲が形成されます。

この雲の子供たち雲粒の大きさは、直径0.01ミリほどで髪の毛の太さの5分の1位。
落下速度秒速1cm程でその落下速度以上の上昇気流が発生しているので雲は落ちないということになります。

また、雲粒同士が合体していくと雨粒になります。



ちなみに雨粒の大きさは、直径1-2ミリくらいのつまようじ程の大きさ。
雲粒との差は体積でなんと100万粒以上‼︎
太陽と地球の体積の差が130万倍なのでその大きさに相当します
そう考えると太陽も相当でかいっすね。

それだけ雲粒と雨粒の差があるので雲粒は落ちず雨粒は落ちるわけです。

以上が雲についてのできかたです。

下記に参考資料掲載しておくのでご自身でも勉強してくださいね。

 

ABOUT ME
富士山ガイド竹沢
静岡県裾野市在住。 富士山に暮らす富士山ガイド 富士山エコネット認定 エコツアーガイド 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイドステージⅡ