お勉強

天気を学ぶ:雲の形

はい。
インタープリタータケザワです。

今日は天気について学びます。
前回、観天天気を知るために雲のできかたについて学びました。

巻積雲
天気を学ぶ:雲のできかたどもインタープリターTAKEZAWAです。これから天気について学んでいきます。まずはじめに、雲の形、雲の動き、雲の変化を知ることで天気を予想する観天天気について学びます。今回はその第一歩として「雲のできかた」について。...

今回は引き続き観天天気について知るため「雲の形」について学んでいきます。

毎日、空を見上げると雲の形、姿は違っています。
薄い雲、分厚い雲、すじ状の雲、塊の雲、薄暗い妖しい雲、透き通って見える雲
霧のような雲と様々です。

そのような雲の形は、大気中の水蒸気の量や上昇気流の方向、高さや発生の仕方で変わってきます。
そしてこの雲の形、国際的な基準により10種類に分けられており「十種雲形」と呼ばれています。



十種類であれば何とか覚えられそうなのでその名称・形・特徴を覚えてしまいましょう。

まず、雲の種類はその発生する高さにより分類されます。

上層雲 5km~13km 低くても富士山より高い雲
中層雲 2㎞~7㎞  富士山など高い山にもかかる雲
下層雲 地表~2㎞ 霧や雲海として見える雲
対流雲 垂直方向に高く発達(数㎞~十数㎞)する積乱雲など

更に雲の形により分類され、薄く広がったよう雲は「層」塊の雲には「積」がその名称に付けられます。
また、雨や雪を降らせる雲には「乱」がつけられています。そして上層の雲には「巻(けん)」、中層の雲には「高」
下層の雲にも「層」がつけられています
この漢字による分類はわかりやすいですね。

では上層にある雲から見ていくと
「巻雲」(けんうん)
上層雲の中でも最も高い位置に現れる雲で、カール状の雲。筆でシュッと書いたような雲です。「すじ雲」と呼ばれる雲のことです。

「巻層雲」(けんそううん)
層の文字が入ってますが巻が優先される上層の雲。巻雲よりやや低い高度に現れる広範囲に空を覆う薄く白っぽい雲「うす雲」
太陽や月にこの雲がかかるとまわりに光の環(かさ・ハロ)が現れます。

「巻積雲」(けんせきうん)
上層にあらわれる小さい塊の雲。通称「いわし雲」と呼ばれる雲ですね。またその一つの塊の大きさは空に一本の指をかざした幅より小さいです。
天気の変化が激しい時に現れる。現れる高度は7~8kmくらいと富士山の倍くらいの高さ。

続いて中層の雲
「高積雲」
巻積雲と同じく塊状の雲。巻積雲よりサイズが大きくその一つの塊の大きさは指1本~3本分くらい。「ひつじ雲」はこちらの雲。

「高層雲」
空全体を覆う白または灰色の層状の雲。「おぼろ雲」とも呼ばれ太陽や月が透けて見えることもある。

いずれも「高」がつくけど中層の雲ということで私は一時期混乱してました。。。



「乱層雲」
こちらも中層に現れる雲で、暗い灰色の雲で「雨雲」「雪雲」と呼ばれる雲です。ゆっくりと広範囲にわたり空気が上昇することで発生します。

高度2km以下の地表に近いところに出現する下層にある雲
「層積雲」
畑の畝のように空に広がるどんよりとした雲。2500m以上の山から見ると雲海として見える雲。通称「うね雲」

「層雲」
霧のような薄い雲。実際地上にできれば霧となる。地面に接していれば霧、上空に浮かんでいれば雲ですね。「キリ雲」と呼ばれます。

垂直に発達する対流雲
「積雲」
地面が強く熱せられ暖まった空気が上昇し発生する塊状の青空にぽっかり浮かぶ大きめの輪郭がはっきりしたわたあめのような雲。高度は約1㎞。発達すると積乱雲に変化します。

「積乱雲」
強い上昇気流をともなう雲で、激しい雨や雪を降らせ、時には雷雨やひょう、突風・竜巻も発生させる。垂直に発達し雲頂の高さは10㎞以上に達する。
単独で発生した積乱雲は30分から1時間ほどで消滅する。通称「入道雲」

以上が十種雲形です。
それぞれ特徴があり、わかりやすく分類されていますが実際に空で見ると、いまいちよくわからないこともあります。崩れていたりとか、複数の形の雲が現れたりとか。そのあたりは実践を積むというか、いっぱい雲を見る、そして常に雲の変化を気にすることですね。

次回はこの十種雲形の特徴を踏まえ観天天気について具体的に学んでいきたいと思います。



参考資料

ABOUT ME
富士山ガイド竹沢
静岡県裾野市在住。 富士山に暮らす富士山ガイド 富士山エコネット認定 エコツアーガイド 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイドステージⅡ