たけ散歩

「檜洞丸」漫画の登場人物にありそうな名前だけど立派な山の名前。

さてすっかり季節は春に近づいてきました(このブログを書いているのは2021年3月半ば)。
ブログをスタートしたのが2020年4月。
一回目の緊急事態宣言の最中であり、毎日が休日であったのをきっかけにスタート。
当初数ヶ月は毎日更新していたこのブログも約1年が経過しようとする今では、ひと月に1記事程度の更新に成り下がってしまいました。継続するというのは実に難しいものです。

と、ここで自己嫌悪に陥りすぎると一切の更新をしないという選択をしてしまいがちなので、怠け者ある自分に鞭打って再び更新再開することにしました。お願いします。

至仏山
自然を愉しむ:尾瀬ヶ原〜至仏山(疲労と睡眠不足による高山病??)10月の初旬、本州最大の高層湿原でもある尾瀬ヶ原、そして尾瀬ヶ原で対峙する二つの山 至仏山(しぶつさん)と燧岳(ひうちだけ)いずれも日本百名山で知られた山ですが今回は尾瀬ヶ原の南西、群馬県側に位置する至仏山へ。...

前置きが長くなりましたがここからが本編。

今回は山行(登山)の記録です。
向かった先は、西丹沢の檜洞丸であります。
この檜洞丸、ひのきぼらまると呼びます。

私は当初、この時代小説か漫画の登場人物を思わせる名を読めず、これがまさか山の名前であることは思いもよりませんでした。
とはいえ多くはないものの、この「丸」が当てられる山は他にもあり丹沢の山域でも、大丸・小丸・畦ヶ丸(あぜがまる)などあります。
ちなみに山の名前というのは変わったものや読み方が分からないものがちょこちょこあり色々調べると漢字の勉強にもなったりしますよ。



余談はこれくらいにして今回のルートです。
西丹沢ビジターセンターをスタートして、ツツジ新道を経由、檜洞丸の山頂へ至るスタンダードなルートになります。時期は1月初旬。

西丹沢ビジターセンター 標高540m

スタート地点であるビジターセンターは駐車場やトイレもあります。
ただ駐車場の台数に限りがあり、停められない場合には近くのキャンプ場の駐車場を利用することになりますが、これが駐車場としては結構な金額なのです。(キャンプ場の看板に「デイキャンプの金額を頂きます」とあったのでオフシーズンでも3500円必要になるのではないかと、、)
私が登った日は平日の10時過ぎでしたがあと数台しか止められない状況でした。これが土日、まして春から秋にかけての時期あればすぐ満車になる事が予想されますので、早朝に行くのがおすすめです。
また路線バスも通っています。


無事に駐車できたという事で、早速準備してビジターセンターをスタート。
車道を歩きます。すぐ近くのキャンプ場を通り過ぎて少し歩くとツツジ新道登山口に。ここからがいよいよ登山となります。

総じて丹沢山地の登山道はどこも整備されて歩きやすいのが特徴ですが、今回のルートはスタートからしてしばらくは標高差のあまりない道がしばらく続くため、ハイキング気分で苦なく歩くことができます。更に季節は冬であるため、丹沢山地 最大の難敵であるヒルの心配もなし。実に快適でした。

ただ木々には花はもちろん葉も見られず、一抹の寂しさはあるのも事実です。
これが初夏であればツツジの花が咲き乱れさぞ綺麗なのだろうなぁと想像しつつ進んでいきます。

↑これはミツマタかな??

一時間ほど進むと沢へ一旦下ります。

ゴーラ沢出会


この先より勾配が急となり本格的な登山の始まりです。ここまでのんびりと歩いてきたのが一転、心拍数の上がるいつもの登山となります。
ただ、相変わらずきちんと整備された登山道が続きます。
途中、登山道のメンテナンスをしている人ともすれ違いました。
お疲れ様でございます。



そして標高を上げていくと富士山の姿が。

展望台で一休み。

 

そしてしばらくすると木道が現れ、檜洞丸の山頂までもう一息。
更に縦走路を進むと富士山も裾野まで姿を望め、眼下には山中湖がチラ。

標高1601m 檜洞丸登頂!

ここまでビジターセンターから約3時間。

少し昼休憩して下山しました。
トータル山行時間約5時間20分。
日帰り登山としてはちょうどいい時間ですね。

丹沢はアクセスも良く登山道も整備されていて日帰りで登る事ができるルートも数多くあるので山登りにも慣れていない人にもおすすめです。
ただ、毎年遭難者が出たり滑落などで亡くなる方もいるので油断大敵。
いつでも安全第一で登山を楽しみましょう!!



ABOUT ME
富士山ガイド竹沢
静岡県裾野市在住。 富士山に暮らす富士山ガイド 富士山エコネット認定 エコツアーガイド 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイドステージⅡ