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登山での怪我を防ぐ!正しい歩き方とフォームで安全登山 導入:登山での怪我は他人事ではありません

登山は心身のリフレッシュに最適なアクティビティですが、同時に怪我のリスクも伴います。特に、足首や膝の捻挫、筋肉痛、転倒などの怪我は、登山を楽しむ上で避けて通れない問題です。

しかし、正しい歩き方とフォームを身につけることで、これらの怪我のリスクを大幅に減らすことができます。今回は、登山における怪我の予防と対策として、正しい歩き方とフォームについて詳しく解説していきます。

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なぜ正しい歩き方とフォームが重要なのか?

登山では、平坦な道だけでなく、急な斜面や不安定な岩場など、様々な地形を歩く必要があります。不適切な歩き方やフォームは、特定の部位に負担を集中させ、怪我の原因となります。

例えば、

  • 膝の負担増大: 大きな歩幅や膝を伸ばしきった歩き方は、膝関節に大きな負担をかけ、膝痛や靭帯損傷のリスクを高めます。

  • 足首の捻挫: バランスを崩しやすい歩き方や、不安定な場所での無理な動きは、足首の捻挫を引き起こす可能性があります。

  • 筋肉痛や疲労: 体幹を使わない歩き方は、特定の筋肉に負担を集中させ、筋肉痛や疲労の原因となります。

正しい歩き方とフォームは、これらのリスクを軽減し、より安全で快適な登山を可能にするために不可欠なのです。

登山における正しい歩き方とフォームの基本

1. 歩幅は小さく、リズム良く

歩幅を大きく広げると、バランスを崩しやすく、膝や足首への負担も大きくなります。歩幅は小さく、リズム良く歩くことを心がけましょう。
特に登りでは、歩幅を小さくすることで、筋肉への負担を軽減し、疲労を遅らせることができます。

2. 体幹を意識する

お腹を少しへこませ、背筋を伸ばした姿勢で歩きましょう。体幹を意識することで、体の軸が安定し、バランスを保ちやすくなります。また、体幹の筋肉を効果的に使うことで、全身の筋肉をバランス良く使うことができ、疲労を軽減することができます。

3. 着地はソフトに

足裏全体で、ソフトに着地することを意識しましょう。かかとから着地するのではなく、足裏全体で着地するようにすると、膝への衝撃を和らげることができます。特に下りでは、膝への負担を軽減するために、ソフトな着地を意識しましょう。

4. 目線は少し先へ

足元ばかりを見ていると、バランスを崩しやすくなります。目線は少し先に向け、周囲の状況を把握しながら歩きましょう。遠くの目標を見据えることで、心理的な疲労感も軽減できます。

5. ポールを活用する

登山用ポールを効果的に活用することで、足への負担を軽減し、バランスを保ちやすくなります。登りでは推進力を補助し、下りではブレーキの役割を果たします。ポールを正しく使うことで、疲労を軽減し、怪我の予防に繋がります。

6. 休憩を挟む

疲労が溜まってくると、フォームが崩れやすくなり、怪我のリスクが高まります。こまめな休憩を挟み、筋肉を休ませましょう。水分補給や栄養補給も忘れずに行いましょう。

地形別の歩き方のポイント

1. 登り

  • 歩幅を小さく、ゆっくりと進む

  • 重心をやや前に傾ける

  • 体幹を意識して、腕も使い推進力を補助する

2. 下り

  • 膝を軽く曲げ、衝撃を吸収する

  • 歩幅を小さく、ゆっくりと進む

  • 足裏全体でソフトに着地する

  • ポールを活用して、バランスを保つ

3. 岩場

  • 足元をよく確認し、一歩ずつ確実に進む

  • 三点支持を意識して、安定した姿勢を保つ

  • 無理な動きは避ける

日頃からできるトレーニング

  • ウォーキング: 日常的にウォーキングを行い、正しい歩き方を意識しましょう。

  • スクワット: 下半身の筋力トレーニングを行い、足腰を鍛えましょう。

  • バランス運動: バランスボールや片足立ちなど、バランス感覚を養う運動を行いましょう。

  • 体幹トレーニング: プランクや腹筋など、体幹を鍛えるトレーニングを行いましょう。

まとめ:正しい歩き方で、安全で楽しい登山を

正しい歩き方とフォームを身につけることは、登山中の怪我を予防し、より安全で快適な登山を楽しむために不可欠です。この記事で紹介したポイントを参考に、日頃から正しい歩き方を意識してトレーニングを行い、安全で楽しい登山を楽しみましょう。

ABOUT ME
富士山ガイド竹沢
静岡県裾野市在住。 富士山に暮らす富士山ガイド 富士山エコネット認定 エコツアーガイド 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイドステージⅡ