ども。
日本山岳ガイド協会認定登山ガイドステージⅡのタケザワです。
今回は
登山ガイドステージⅡ取得へ至る道第7弾。
「雪の安全管理検定」です。
前回の雪の安全管理認定講習では残念ながら不合格となってしまったのでそのリベンジ検定となります。
その前に受けた「安全管理技術基礎検定」からの2週間の空き時間はほとんどこの雪の安全管理の練習に費やしました。
ビーコンの練習はもちろん、ロープワーク・ツエルトの設営・スノーピット掘り・天気予報も毎日確認していました。
雪を求めて山形にも行きました。
その途中、車が故障しレッカーされるというアクシデントもあり(笑)
そんな忙しい毎日を送りながら検定当日を迎えるわけなのですが
今回の日程も一泊二日、場所は奥志賀高原。
今までで一番遠い場所です。
本当に、この検定や講習を受けるのにあたり交通費の出費はバカになりませんでした。
でも九州や東北から関東に来ている人たちに比べればマシかもしれないですけどね。
そして今回、車が故障し使えないこともあり(৹˃ᗝ˂৹)「どうしたもんか」と悩みつつ
また、できれば現地で練習したいという意向もあったので
二日前に長野入り、前日に現地入り、そして検定当日を迎えるという日程にしました。
一応こんなスケジュール
二日前 新幹線で長野駅へ。宿泊する駅前のホテルに荷物をデポ。
飯綱山にて練習するも、雪がほとんどなくあまり意味なし
前日 早朝に長野駅を出発し奥志賀へ現地入り
検定当日と同じ宿に宿泊。
同じ検定を受ける方と合流し丸一日練習
当日 検定を迎える。
検定の内容としては事前に検定項目が送られてきますが、
「装備・気象・ルートガイディング・ロープワーク・ツエルト・ビーコン捜索・雪のコンディションチェック等」です。
私としては前回受講した「雪の安全管理認定講習」と「安全管理技術基礎検定」を組み合わせた内容だなという印象でした。
認定講習では採点の対象になるのは実質的に「ビーコンの捜索」のみでしたが、
今回は当然ですが全ての検定項目が採点の対象になります。
よってトータル的にすべての項目をクリアしなければなりません。
そこが認定講習との大きな違いです。
そういう意味でビーコンの捜索にかかわる比重は大きくありませんでした。ただ装着準備含めて練習は必要。また、スノーピットを掘っての積雪状況を確認するコンプレッションテストも練習必須です。
その他、雪上でのツエルト張り、できれば吹雪の中とかでも練習しておいた方がよいかと思います。
ただ雪があまりない地域だと、スノーピットにしろ雪による悪天候時のツエルト張りはなかなか練習できないですよね。
結局そういう地域に遠征しなければならないので費用もかかるしで、一番効率いいのは前日または前々日に現地入りして練習することですね。
後、自分がもう少しやっておけば良かったなというのは視界不良時のルートガイディング、
コンパスと地形図のみで目的地に行き事前にトレースした通りのルートを進み戻ってくる、
この練習をもっと積んでおけば良かったなと思いました。
そして、今回「雪の安全管理検定」を受けての手応えとしては認定講習の参加、その後の練習の成果もあり、ビーコンやスノーピットなど雪崩対策や気象はほぼ完ぺき。
その他、ロープワークやツエルトはもう少し上手くできたかな。
反省すべき点は、コンパス・地形図を使ってのルートガイディングといったところです。
それでも「安全管理技術基礎検定」の時よりは正直手応えはありました。練習の成果ですね!!
こうして無事2日間の行程は終了。
そして一応は、登山ガイドステージⅡ取得にかかるすべての検定・講習は終了になります。
合格していればね。。。。。
次回、「登山ガイドステージⅡ取得に至る道」ラストです!!
まとめと番外編的なことを書こうと思います。
また、よろしくお願い致します!!