8月の末頃から、太平洋高気圧の勢力が後退し夜の訪れが早まり昼間の日射しも弱まってくると、 いよい秋が到来します。
天気を学ぶ:夏の天気通常、六月中旬から下旬になると日本列島は太平洋高気圧が勢力を拡大することで「梅雨」が終わり、いよいよ本格的な夏が始まります。
今回は夏の天気について学んでいきます。前述したとおり、日本に夏の到来をもたらすのは南東の海からやってくる太平洋高気圧です。太平洋高気圧は太平洋の亜熱帯域に発生する温暖高気圧で一年中存在しますが夏になるとその勢力を強め、日本の南東側から日本列島全体を覆うようになります。...
夏から秋への季節の変わり目では、大陸の冷たく乾いた空気を持つ高気圧と、
そして、9月に入ると秋雨前線は南下、
一方、
また、台風の接近や上陸も増え、
近年においては、 秋雨が10月にずれ込むことが多くなっていますが、 10月中旬ころより高気圧と低気圧が交互に通過するようになり、 春と同じような気圧配置が出現します。
低気圧が発達しながら通過してその後につよい寒気が入ってくると
そして、 10月中旬から11月上旬にかけては帯状高気圧に覆われて、 東日本や西日本を中心に穏やかな好天が続き、 登山日和となります。ただ、 北日本ではたびたび発達した低気圧が通過して高い山から次第に根 雪(翌年の春まで溶けない雪)となっていきます。
また、11月の上旬は真冬並みの寒気が流れ込むことで、 北陸地方の平地でも初雪となり、 そのような時には中部山岳北部や上信越の山々では一晩で1m以上 の積雪となります。
また、11月の上旬は真冬並みの寒気が流れ込むことで、
例年11月中旬以降になると、低気圧が発達しながら日本列島を通過しその後冬型の気圧配置になることが多くなり、
秋になると夏のまとわりつくような暑さがなくなり過ごしやすくな
登山においても、森の中での湿気・森林限界での日差しが収まることで快適にトレッキングを楽しめるようになります。
一方で台風の影響や寒暖差、
1989年10月の立山中高年遭難事故や2006年10月の白馬
現代では天気予報の精度は相当高くなっているので常に最新の情報
勇気ある撤退、 そして山では臆病であることに誇りに持ちましょう。
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