富士山

富士山にとっての世界遺産

富士山は2013年(平成25年)6月26日
第37回ユネスコ世界遺産委員会の決定による採択で
「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」 
という名称で登録が決まりました。

当時の日本における世界遺産としては15件目(2020年4月現在23件)
また、1992年に日本が世界遺産条約に加盟、1993年に法隆寺地域の仏教建造物、姫路城が初めて世界遺産の登録されてから約20年を経て登録されています。
※富士山の世界遺産登録の道のりまでの経緯はこちらから要確認

富士山は、世界文化遺産としての登録です。
先に記した「信仰の対象であり、芸術の源泉である」ということが評価されてのものです。

そしてこの「信仰の対象」「芸術の源泉」を証明する各文化資産がいわゆる構成資産と呼ばれるものになります。その数25。富士山そのものはもちろん、富士山に関係する神社や登山道、洞窟、湖・滝、住宅、風景などです。
世界遺産富士山を構成する25の構成資産
私もほとんど全ての構成資産を見て回っていますが、思わず見過ごしそうな場所にあったり、その価値の程がすぐには理解できない場所もあったりするので事前に文化的な価値や意味、歴史などを下調べして行くのが良いと思います。その後、更に書籍やネットなどで深く調べていくとより理解が深まります。

富士山が世界遺産になったときメディアを中心に話題になり登山者の数もかなり増えました。今では日本人の登山者は落ち着いてきていますがその分外国人の登山者が増えてはいます。
 ただ、富士山の登山者は増えたけれど、
世界文化遺産としての富士山に価値を見いだして登山をしている人や興味を持っている人はどれくらいるのか?
と考えるとほとんどいないのが実情でしょう。

 富士山に限らずですが、世界遺産になることで一時的には観光客が増えてもしばらくすると世間の話題にも上らなくなり興味が失われるのは少し寂しいですね。
なので私としては改めて、自然・歴史、登山そして世界遺産としての富士山の価値やすばらしさを多くの人に伝えられるよう日々学んでいきたいと思います。

世界遺産になったおかげで国から予算が下り、施設や駐車場・案内看板がきれいになったところも今では閑散としているので非常に惜しい、また頂上を目指す以外に富士山を歩いたり登ったりして楽しめるルートが数多くあるのでそんなところもどんどん案内していきます!!

それにしても今年2020年の富士登山はどうなるのやら。。。。
現状あのすし詰め状態(自分は2度と体験したくない)山小屋に宿泊させるのは不可能でしょうし、かといって宿泊を伴わない弾丸登山は推奨されてない、外国人の登山者も激減、各山小屋が宿泊人数を制限して運営するのが精一杯かな。
当初からオリンピックの影響によるバスの問題もあったりして(これは来年に持ち越し?)関係者の方は大変ですね。

 

ABOUT ME
インタープリター竹沢
静岡県裾野市在住。 人と自然をつなぐインタープリターでありたい。 富士山エコネット認定 エコツアーガイド 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイドステージⅡ