お勉強

富士山を学ぶ#6山中湖

アイキャッチ画像:地理院地図より
ども。
インタープリタータケザワです。
今日も富士山について学んで行きます。

前回の「富士五湖」より「山中湖」についてです。

富士山を学ぶ#5富士五湖どもタケザワです。 富士山を学ぶシリーズ今日は「富士五湖」 参考資料 ※年代等細かい部分は現在の通説と異なる部分があるかもしれ...

そして参考資料は毎回お世話になっているこちら

年代等細かい部分は現在の通説と異なる部分があるかもしれませんが基本はこちらの本を参考文献として進めていきます。ご容赦くださいね。



山中湖は山梨県南都留郡山中湖村に位置し山中湖村の面積12%を占める湖です。
ちなみに滋賀県において琵琶湖が占める面積16.6%、琵琶湖すご。県相手にこの数字!!

山中湖スペック
湖面の高さ980.5m 面積6.57km 周囲の距離13.87km 最大水深13.3m

山中湖は世界遺産富士山の構成資産に数えられ、富士五湖の中では最大の面積を誇り、湖面も最も高い位置にある。
また湖面の高さは中禅寺湖・榛名湖に続いて3番目。つまり日本で3番目に高い場所にある山ということですね。
その一方、水深は富士五湖で最も浅い

西暦800年の富士山の噴火、延暦の大噴火によって流れ出た鷹丸尾溶岩流によって誕生。

その形から「三日月湖」「臥牛湖」「クジラ湖」「勾玉湖」また白鳥が多く生息するところから「白鳥の湖」など様々な別名で呼ばれる人気者。

山中湖の白鳥

かつては冬になると結氷し「ワカサギの穴釣り」などが氷の上で楽しめたが、近年は人が氷の上に立てるほどの氷が張ることもなく、湖面が完全結氷したのは2006年1月が最後。

そして、北海道の阿寒湖や、青森県下北半島の左京沼などでみられるマリモが生息する。富士山域のマリモなので「フジマリモ」
この山中湖で見られるフジマリモがマリモ分布の南限。
といわれていたが1997年に琵琶湖で生育が発見されその座を奪われる、残念。

また山中湖から見る富士山は小御岳火山の一部と宝永山がまるで両肩のようにせり出して見えるため別名「男富士」とも呼ばれる。「漢富士」の方がかっこいいいかなー。



その他、周辺にペンションや別荘も多いリゾート地であることも特長。

世界遺産構成資産としての山中湖は、富士講の巡礼地巡り「富士八海」の一つとして数えられ、湖面に映る「逆さ富士」の美、また葛飾北斎作富嶽三十六景「甲州三嶌越(こうしゅうみしまごえ)」は山中湖の南岸に位置する峠「籠坂峠」からみえる富士山を描いたものなど、古来より富士山と関わりを持つ湖である。

甲州三嶌越

山中湖周辺には、石割山や三国山など登りやすい山もありそれらの山から望む山中湖・富士山は格別!富士五湖の一つ山中湖からの富士山もお是非愉しみください。
ではまた~。

ABOUT ME
富士山ガイド竹沢
静岡県裾野市在住。 富士山に暮らす富士山ガイド 富士山エコネット認定 エコツアーガイド 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイドステージⅡ