春から夏にかけて、森はもちろん街中でもさまざまな鳥さんのさえずりが聞かれるようになります。よく聞くさえずりから特徴的なさえずりまで、さえずりによってどの鳥さんが鳴いているのかも聞き分けることができます。
特に「聞きなし」と呼ばれる鳥の言葉を人間の言葉に置き換えたものはよく知られたところです。これを覚えておくとそれほど鳥に詳しくなくても、周囲から鳥博士?と勘違いされるほど尊敬の念を集められる可能性??もあるのでせっかくだから覚えてしまいましょう。
というわけで今回は、野鳥観察や識別に役立つ「鳥の声の聞きなし」について学んでいきます。
鳥の聞きなし参考例
かなりのこじつけではないか?と思われるものもありますが、そのあたりはネタとして覚えておきましょう。
ウグイス/「法、法華経」 ホーホケキョ
ホトトギス/「特許許可局」 トツキョキョカキョク 「てっぺん欠けたか」 テッペンカケタカ
センダイムシクイ/「焼酎一杯グイ」 ショウチュウイッパイグイ 鶴千代君 「ツルチヨギミ」
ジュウイチ/「十一」ジュウイチ
コジュケイ/チョットコーイチョットコーイ
サンコウチョウ/「月日星 星星星」 ツキヒホシ ホイホイホイ
ハシブトガラス/「阿呆阿呆」アホーアホー
ヒヨドリ/いーよ。いーよ。
このあたりまでは比較的その通りに聞こえます。
エゾムシクイ/「日月 日月」 ヒ ツキ ヒ ツキ
コノハズク/「仏法僧」 ブッポウソウ
フクロウ/ホーホー ゴロスケ ホーホー
だんだん怪しくなってきます。
メボソムシクイ/「銭取り銭取り」ゼニトリゼニトリ
イカル/「お菊二十四」オキクニジュウシ 「月日星」ツキヒホシ
キビタキ/おーしんつくつく
クロツグミ/「おいおい、手打て、5両5両、手打て」オイオイ テウテ ゴリョウゴリョウ テウテ
ツバメ/「土喰って虫喰って渋い」ツチクッテムシクッテシブイ
メジロ/「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛」チョウベエ チュウベエ チョウチュウベエ
ホオジロ/「一筆啓上仕り候」イッピツケイジョウツカマツリソウロウ 「札幌ラーメン味噌ラーメン」サッポロラーメン ミソラーメン「源平ツツジ白ツツジ」ゲンペイツツジシロツツジ
ルリビタキ/ルリビタキだよ〜ん
どれも無理やり感がかなり強いですが、そう聞こえなくもないです。
全く持ってその通りには聞こえないのもありますが、、、
ちなみに私のお気に入りはイカルの「お菊二十四」とルリビタキの「ルリビタキだよ~ん」ですが、イカルの方は確かにそう聞こえるものの、ルリビタキはどうしてもそのとおりには聞こえません。どこかにそのとおりに鳴いてくれるルリビタキはいないものですかね。
上記の聞きなしを確認しながら、下記のサイトで実際の鳴き声と聞き比べてみると良いです。
今回掲載の聞きなしは一例でもっと色々な聞きなしがあります。
また、聞きなし自体に正しいも間違っているもないので、自分自身で聞いて新たな聞きなしを考えてみるのも楽しいかもしれませんね。