ども。
インタープリタータケザワです。
今日は鳥さんの中から「カラ類」について知るために色々書いていきますよ。
カラ類は鳥さんの中でもとても身近です。
一般的にカラスやスズメ、ハトに比べるとマイナーかもしれませんが
よく見かける、よく鳴いている鳥です。
「ツツピーツツピーツツピー」とか「ツピーツピーツピー」とか鳴いているのを聞いた事ありませんか?あの鳥です。
姿はどの種も小さく集団でいます。
自然散策や登山をしていると必ず見つける鳥なのでどんな鳥なのか知っておいて損はないです。バードウォッチャー入門編的な鳥といってもよいかもしれないですね。
というわけで今回、日本で見られる代表的なカラ類五種を紹介します。
掲載画像は無料写真素材なら【写真AC】さんそしてフリー素材無料写真 森の父さん花鳥風穴さんからの出典です。ありがとうございます。
まずはカラ類のエースともいうべきこちら
「シジュウカラ」
掲載画像:無料写真素材なら【写真AC】さんよりまこりげさん
市街地でも山地でもそのさえずりがよく聞かれ白い胸の黒い帯状の「ネクタイ」がトレードマークの鳥
分類:スズメ目シジュウカラ科 大きさ:スズメ大(15cm程度)
分布・季節:全国・留鳥 さえずり:ツピー・ツピー 地鳴き:ジュクジュク
生活環境:市街地~山地
その姿は黒い頭に白いほお、胸の黒いネクタイ模様、背中にはオリーブ色の羽毛あり。
雑食性で樹木の枝で昆虫類を食べたかと思えば地上に降りて種子や落ち葉の下に隠れるミミズを食します。
「ツピーツピー」というさえずり、仲間に危険を知らせる「ジュクジュク」という地鳴きの他様々な鳴き声があり、その鳴き声の研究は京都大学により行われています。
ちなみ漢字で書くと「四十雀」。
「雀」の意は主に小鳥をさすことからカラ類につけられ、なぜ「シジュウ」というのか?はジュウジュウという地鳴きから、または集団で群れるからなどが由来といわれています。
続いて
「コガラ」
掲載画像:無料写真素材なら【写真AC】さんよりまこりげさん
その名の通りシジュウカラより小さい黒いベレー帽がトレードマークのカラ類
分類:スズメ目シジュウカラ科 大きさ:スズメ大(13cm程度)
分布・季節:全国・留鳥 さえずり:フチーフチー 地鳴き:ツイツイジャージャー
生活環境:山地・森林
シジュウカラと異なり主に山地に生息。すんぐりむっくりとした身体に黒いヘルメットのようなベレー帽のような鍋をかぶったような頭をしていて、胸は全体的に白く喉付近に蝶ネクタイのような黒い模様あり。
秋になると木の幹の隙間などに種子を蓄える貯食の習性がある。
鳴き声は、シジュウカラに比べ高音な印象。ただ、シジュウカラが鳴いていると思ったらコガラだったりすることもあるのでカラ類は聞き分けが難しい。。。
漢字で書くと「小雀」そのまんますね。
「ヒガラ」
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コガラよりも小柄なカラ類、後ろにとんがった冠羽が特徴
分類:スズメ目シジュウカラ科 大きさ:スズメより小さい(11cm程度)
分布・季節:全国・留鳥 さえずり:ツピン・ツピン 地鳴き:チー・ツイツイ
生活環境:山地・森林
とんがり帽のような頭に、顔はマスクをしているかのように見える黒い模様、通称よだれ掛け。背は暗灰青色。
日本にすむカラ類では最小。
さえずりはシジュウカラより早口。ただ見極めが難しい。
生息地は針葉樹林を好む。
漢字で書くと「日雀」完全な当て字ですな。
「ヤマガラ」
掲載画像:フリー素材無料写真 森の父さん花鳥風穴さんより
レンガ色がよく目立つ、とても人懐っこい野鳥有数の芸人ならぬ芸鳥。
分類:スズメ目シジュウカラ科 大きさ:スズメ大(14cm程度)
分布・季節:全国・留鳥 さえずり:ツツツピーツツピー地鳴き:ジャジャジャ
生活環境:平地~山地・森林
鳴き声はほかのカラ類とよく似ているがその茶色とも栗色ともレンガ色ともいえる姿はよく目立つので見分けがつきやすい。
とても人懐っこいため近づいてもすぐには逃げない。
かつて飼い鳥として許されいた時代には芸を仕込み、縁日でおみくじを引く役割を担う芸鳥であった。
カラ類の中では見分けがつきやすく人懐っこいこともあり私の中では一番身近なカラ類。
漢字で書くと「山雀」そのまんまですね。
「ゴジュウカラ」
掲載画像:無料写真素材なら【写真AC】さんよりまこりげさん
日本で唯一頭を下にして木を歩ける鳥
分類:スズメ目ゴジュウカラ科 大きさ:スズメ大(14cm程度)
分布・季節:全国・留鳥 さえずり:フィフィフィ地鳴き:ピョッピョッ
生活環境:平地~山地・森林
さえずりが他のカラ類と異なり「フィフィフィ」と高らかにさえずるため分かりやすい。
その見た目も頭から背中にかけて暗青色で他のカラ類と大きくことなる。
先に紹介したカラ類とは科が違いますからね。
最大の特徴は、頭を下にして木を真っ逆さまに歩くことが出来ること。私はその姿を見たことはない。。。
そもそもさえずりは何度か聞いたことはあるが姿を認識したことがないです。
針葉樹林より広葉樹林を好む。
漢字で書くと「五十雀」
ゴジュウカラという名の由来は、先に「シジュウカラ」がありそれに準じて付けられたと思われる。単純。
なのでゴジュウという響きにも五十という数字にも意味はなし!!
以上何種類か身近な野鳥であるカラ類を紹介しました!!
シジュウカラ科の4種は鳴き方だけではなかなか見分けがつきません。
その筋の方達は鳴き声だけでも見分けがつくのかもしれませんが私にはまだ無理でございます。もっと精進が必要ですね!!
でも一般的には「ツツピーツツピー」と聞いたらカラ類だ!と気付けるだけで十分かと思います。とりあえず街中でその鳴き声をきいたら「シジュウカラ」だと思って周りの方にも教えてあげてください。
それだけで一般人からは「鳥に詳しいね~」といわれ鳥博士の称号を手にすること間違いなしです!!
参考文献