ども。
インタープリタータケザワです。
前回の登山ガイドステージⅡ取得へ至る道では、
無積雪期ルートガイディング自然解説技術についての話をしました。
今回は「積雪期ルートガイディング自然解説技術」についての話。
こちらも無雪期同様、かながわ山岳ガイド協会主催の養成講座に参加しました。
時は12月、場所は谷川岳、2泊3日の行程です
今回はスノーシューの練習を兼ねて前日入りして谷川岳まで登ってきました。
そうなんです。積雪期のルートガイディングでは、スノーシューが必須になります。もちろんアイゼン、ピッケルも。その他、プローブ、スノースコップ、雪崩ビーコンなど揃えなければならない装備が無雪期に比べると増えていきます。もちろん冬季用の服装、登山靴も「ガイドに相応しい服装を」とのことなので講師や検定員の方に突っ込まれないようなしっかりしたものを揃えましょう。下手にケチらないことですね。
講習内容は
無雪期と同じくロープワーク・安全管理やレスキュー・ルートガイディング・自然解説技術・ツエルトの設置・固定ロープ・コミニュケーションスキルなどに加えてスノーシュー、アイゼンでの歩行技術や気象、雪崩対策の基礎知識などの講習を行いました。
検定も基本的には同じ内容で行われます。
一応、講習と検定の違いですが、講習の場合は講師の方指導の下、検定項目を実施していきます。それに対し検定は、検定項目と講習項目とあり検定項目は基本的に一発検定。ただし事前に(2週間くらい前)検定項目の内容が送られてくるのでそれに沿って勉強しておく必要があります。
また、講習でも講師の方により能力が不十分と判断されれば推薦を受けることができません。その話は次回で詳しく経験を交えてお話しします(;^ω^)
この積雪期ルートガイディングに関しての留意事項は
当たり前ですが積雪に慣れておくこと、特にスノーシューですね。
(養成講習の場合ワカンでもOKな場合がありますが、検定ではスノーシュー必須)
登山ガイドステージⅡの職能範囲ではアイゼンを使用するところよりもスノーシューで歩行することが多い山域になるので十分に慣れておきましょう。あとは雪の中でのロープワーク、ツエルト張り、読図など無雪期でもやったことですね。
また、気象(天気予報)についても普段から気にしておきましょう。
このかながわガイド協会の講習では、無雪期・積雪期とも朝・昼・夜(宿にて)とみっちり2泊3日講習を受けました(検定は1泊2日)。講師の方より講習の話以外にも色々な経験談も聞けてとても勉強になりました。お金の問題もあるかと思いますが、同じく資格を取得できるなら養成講習の方をおすすめします。