こんにちは!
「登山を始めたいけど、何を準備すればいいの?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
私自身、初めて山に挑んだときは、何を揃えるべきか迷ったものです。
そこで、これから数回にわたり、登山初心者の皆さんに向けて、必要な装備の選び方を詳しく解説していきます。初回となる今回は、特に重要な「登山靴」「レインウェア」「バックパック」の3つの基本装備についてご紹介します。

1. 登山靴
登山靴は、足元の安全と快適さを確保するための最も重要な装備の一つです。初心者の方には、足首をしっかりサポートし、ソールに適度な剛性があるミドルカット以上のトレッキングシューズがおすすめです。これにより、足首の捻挫や足裏の疲労を軽減できます。
選び方のポイント:
- サイズとフィット感: 実際に試着し、つま先に適度な余裕があり、かかとがしっかり固定されるものを選びましょう。長時間の歩行でも足に負担がかからないフィット感が重要です。
- 防水性と透湿性: 天候の変化に対応できるよう、防水透湿性のある素材を選ぶと快適です。これにより、雨天時でも足をドライに保ち、ムレを防ぎます。
- ソールのグリップ力: 滑りやすい場所でも安定して歩けるよう、グリップ力の高いソールを選びましょう。特に岩場やぬかるみの多い道では重要なポイントです。
私の経験では、適切な登山靴を選ぶことで、長時間の歩行でも足の疲労が大幅に軽減され、より安全に山を楽しむことができます。
2. レインウェア
山の天気は変わりやすく、突然の雨に見舞われることも珍しくありません。そのため、レインウェアは必須の装備です。上下セットのものを選び、動きやすさや通気性も考慮しましょう。
選び方のポイント:
- 防水性: しっかりとした防水性能があるものを選びましょう。縫い目のシーム処理がしっかりしているかも確認してください。
- 透湿性: 汗によるムレを防ぐため、透湿性の高い素材がおすすめです。これにより、内部の湿気を外に逃がし、快適な着心地を保てます。
- フィット感と動きやすさ: 適度にゆとりがあり、動きを妨げないデザインを選びましょう。また、フードの形状や袖口の調整機能などもチェックポイントです。
実際にガイド中、突然の雨に見舞われた際、質の良いレインウェアが参加者の体温低下を防ぎ、快適さを維持するのに大いに役立ちました。
3. バックパック
日帰り登山の場合、20~30リットル程度の容量のバックパックが適しています。自分の体格に合ったものを選ぶことで、疲労を軽減し、快適に歩行できます。
選び方のポイント:
- 容量: 持ち物に応じて適切な容量を選びましょう。日帰りなら20~30リットル、宿泊を伴う場合は40リットル以上が目安です。
- フィット感: ショルダーハーネスやヒップベルトの調整が可能で、自分の体にしっかりフィットするものを選びましょう。これにより、荷重を分散し、肩や腰への負担を軽減できます。
- 機能性: ポケットの配置やアクセスのしやすさ、レインカバーの有無などもチェックしましょう。また、ハイドレーションシステム対応かどうかも確認すると便利です。
ガイドとして、多くの方が適切なバックパックを使用することで、荷物の出し入れがスムーズになり、休憩時間の短縮や体力の温存につながるのを見てきました。
これらの基本装備を適切に選ぶことで、安全で快適な登山を楽しむことができます。次回は、登山ウェアの選び方について詳しく解説します。お楽しみに!