こんにちは!
本日は9月5日。
今週末で静岡県側の富士山山頂への登山道も閉鎖となります。
(山梨県側は8月31日で閉鎖)
今年は毎日のように富士山での遭難・事故が報道され、いい意味でも悪い意味でも注目された2か月間でした。
色々な方々がそれぞれの立場で意見されていましたが、大半はごもっともな意見で、それらの意見や議論が今後の富士登山や観光地としての富士山にいい影響を与えることを祈りつつも大きく変化することはないだろうなとも思っております。
富士山に限らずですが、問題があったとしてもそれを大きく変えるだけの決断ができる程、変化することを受け入れる国民性ではなく、また、多くの方にとっては富士山の抱える問題など重要ではなく、とりあえず話題になっているからそれに乗っておこうという人がほとんどかと思います。
よって、また来年、同じような問題や議論が繰り返されると想像しています。
私は富士山の麓に住んでいるため常に富士山が身近にありますが、一般登山者はもちろん、この開山シーズンに富士山で働いていた人々、ガイドや山小屋スタッフなども多くは出稼ぎ労働者でそれぞれ地元に帰り、この後のシーズンは、ほとんど富士山に関わる事も気にすることもない生活に戻っていくことと思います。
そんな状況の中、富士山の麓に暮らすガイドとしてできることは何か?と考えてみると、
まずはガイドとして富士山のガイドを1年を通して続けていくこと。
山頂に行くことはできませんが、五合目の周辺のトレッキングはまだまだ楽しめます。更に標高の低いエリアでは冬の富士山を歩くことができます。
また、富士山について積極的に発信しつづける事。
閉山後は、富士山の話題も一気に減る事でしょう。
そんな中でも変わらず富士山について発信出来たらと考えております。
この2点が富士山のガイドとして今思っていることです。
引き続きよろしくお願いいたします。
富士山ガイド 竹沢
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