あらためて富士山について学んでいきます。
参考書はこちら
富士山検定
2006年が初版なので情報としては古いですが広く浅く富士山の事が網羅されているので読みやすく分かりやすくい入門書として良い本です。
この本から更に深掘りして富士山の事を学んでいくのがおすすめです。
それでは「富士山とは」と言うことで学んでいきたいと思います。
まずは富士山の高さですね。
富士山の高さは、標高3776m。「みななろう」などといって覚えたりします。
そして日本で一番高い山。ちなみに2番目は南アルプスにある北岳3193m、3番目は、奥穂高岳・間ノ岳の3190m。
2番と3番の差はわずか3mにも関わらず、日本一の富士山と2番目の北岳では、583mも違うと言うことで圧倒的に富士山は大きいわけです。
北岳の頂上に東京タワーを乗せたとしてもまだ250mもあるということですわ。
ちなみに私は富士山も北岳も間ノ岳も奥穂高岳も頂上まで行きましたが、東京タワーは頂上??てっぺん??まで登ったことないです。苦笑
一生に一度くらいは登らないとですね。あとスカイツリーも!
さて話を戻すと、、
この富士山の高さ、富士山の山頂にある最高峰:剣ヶ峰にある二等三角点が3775.63mということで四捨五入して「3776m」とのようですが厳密にはその北側にこの高さを上回る岩がありその岩の高さ「3776.24m」が最高地点とのことです。
その差わずか61cm、四捨五入すればいずれも3776m。大した誤差ではないので覚えておく程のこともないですね。
そしてこの富士山の標高を初めて測量したという人が「福田某(なにがし)」さんで江戸時代の1727年(享保12年)の測量で3895.1mを計測したと言われています。なかなかいい線いってますね。※宝永の大噴火から20年後、時の将軍、徳川吉宗。あのニュートンがなくなった年でもあります。ニュートンはそんな昔の人だったんですな。
更に1828年(文政11年)シーボルトの弟子の二宮敬作が山頂に登り、はじめて気圧測量によって富士山の高さを測り3794.5mという数値を計測。
その後、外国人初の富士登頂者オールコックや日本陸軍などが測量を行い、現在使われている「3776m」という記録は1926年(昭和元年)から使われています。
参照:測量に関するミニ知識(国土地理院サイト)
また、太宰治作の『富岳百景』でも富士山の標高についての記述があります。
というわけで富士山の高さ、標高だけでも諸説あります。
奥が深いですね。
次回へ続く。