鳥さん

47の素敵なあの鳥:都道府県の鳥

ども。
インタープリタータケザワです。

さて、たまに○○県の鳥とか、○○都の花、○○道の木とか聞いたことありませんか?
ありますよね。

これらは各都道府県のシンボルとして、それぞれ独自の基準や公募で決められているものです。
上記に挙げたもの以外にも、魚や獣などありますが全都道府県で決められているものは「鳥・花・木」の3種になります。

そこで今回は私が好きな鳥さん。

都道府県の(シンボルとしての)鳥について、47都道府県の一覧を以下に表にしてみました。



鳥の名前はそれぞれ都道府県のページに表記されていたものを記載しています。
そのため同じ種なのに、ひらがな・漢字・カタカナが入り混じっておりますがそれも踏まえて確認ください。

都道府県名 鳥の名前 分類
北海道 タンチョウ ツル目ツル科ツル属
まさに北海道のシンボルとして相応しい。雪原のバレリーナ
青森県 ハクチョウ カモ目カモ科ハクチョウ属
「 ハクチョウ」という種はおらず、オオハクチョウやコハクチョウらの総称でございます。
岩手県 キジ キジ目キジ科キジ属
キジは日本の国鳥でもありますよ。 岩手県がキジの数日本一らしいです。
宮城県 ガン カモ目カモ科ガン亜科
 「ガン」という種もおりませんね。日本に飛来する約八割のガンの仲間が宮城で越冬するとのこと。
秋田県 ヤマドリ キジ目キジ科ヤマドリ属
 ヤマドリは日本の固有種。暗い森にすむキジの仲間でレアキャラ。ドラミングしますよ。
山形県 オシドリ カモ目カモ科オシドリ属
東北では夏の渡り鳥 。オシドリというが別におしどり夫婦ではないです。大抵、1年で別れます。
福島県 キビタキ スズメ目ヒタキ科ヒタキ亜科
 黄色の姿と森に響く鳴き声が目立つヒタキ科の夏鳥。福島県のゆるキャラ「キビタン」のモチーフ
茨城県 ヒバリ スズメ目ヒバリ科ヒバリ属
 空高く舞い上がり春を告げる鳥としてよく知られる。茨城県にて公募の結果、最多応募数となり決定
栃木県 オオルリ スズメ目ヒタキ科オオルリ属
 「日本三大鳴鳥」「青い鳥御三家」の鳥。色鮮やかなルリ色、そして美声の持ち主
群馬県 ヤマドリ キジ目キジ科ヤマドリ属
 秋田県と同じくヤマドリ。ただ先に県の鳥として指定したのは群馬県!
埼玉県 シラコバト ハト目ハト科キジバト属
 埼玉県越谷市を中心に関東の一部に生息。「翔んで埼玉」にも登場しますよ。
千葉県 ホオジロ スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
わりとよく見かけます。千葉では県民に最も親しまれている鳥らしいです。 
東京都 ユリカモメ チドリ目カモメ科カモメ属
人口1000万超の東京都。「都民の鳥」として一般公募。応募総数3242票 のうち579票を獲得して決定!!
神奈川県 カモメ チドリ目カモメ科カモメ属
よく知られた普通のカモメ。横浜マリノス のクラブマスコットのモチーフ
新潟県 トキ ペリカン目トキ科トキ属
 「ニッポンアニッポン」日本を代表する鳥ですが新潟県の鳥としても相応しいですね。
富山県 ライチョウ キジ目キジ科ライチョウ属
日本アルプスなどにすむ絶滅危惧種。富山県では「立山神の使い」として愛される。
石川県 イヌワシ タカ目タカ科イヌワシ属
山にすむ猛禽類では日本最大。雄々しい姿、勇猛果敢さ、そして石川県の象徴白山に留鳥する鳥として選定。
福井県 ツグミ スズメ目ヒタキ科ツグミ属
 晩秋、シベリアから福井に渡り厳しい冬を共に過ごす冬鳥の代表として選ばれる。
山梨県 うぐいす スズメ目ウグイズ科ウグイス属
己の子ではないホトトギスの子をうっかり育ててしまう。 その「明朗と慈愛」から山梨の鳥として選ばれる。
長野県 らいちょう キジ目キジ科ライチョウ属
 ひらがな、らいちょう。長野県ではカタカナでも漢字でもなく「らいちょう」といえばひらがならしい。
岐阜県 雷鳥 キジ目キジ科ライチョウ属
 漢字、雷鳥。岐阜県ではひらがなでもカタカナでもなく「雷鳥」といえば漢字らしい。
静岡県 サンコウチョウ スズメ目カササギヒタキ科サンコウチョウ属
 「ツキヒホシ(月日星)ホイホイ」と鳴くことから三つの光でサンコウチョウ。
愛知県 コノハズク フクロウ目フクロウ科コノハズク属
 日本最小のフクロウ。愛知県鳥獣審議会の県民投票により選定。
三重県 シロチドリ チドリ目チドリ科チドリ属
 干潟や海岸で大群もみられる小型のチドリ。三重県の海岸でも通年生育する。
滋賀県 カイツブリ カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属
 カイツブリは琵琶湖のシンボルともいわれる水鳥。一夫一妻で子育ても交代で行う、おしどり夫婦なカイツブリ。
京都府 オオミズナギドリ ミズナギドリ目ミズナギドリ科ミズナギドリ属
 ガンバとともに白イタチのノロイを打倒したことで知られる鳥。京都では無人島の冠島でのみ生育する
大阪府 もず スズメ目スズメ亜目モズ科モズ属
 漢字で書くと百舌鳥。世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」に関する逸話から大阪の鳥に選定??
兵庫県 コウノトリ コウノトリ目コウノトリ科コウノトリ属
 1971年に野生の種は一度絶滅。その後、2005年兵庫県の但馬地域にて野生復帰に向けた試験放鳥が成功する。
奈良県 こまどり スズメ目ヒタキ科コマドリ属
「日本三大鳴鳥」の鳥。鮮やかなオレンジ色をした美声の持ち主。
和歌山県 メジロ スズメ目メジロ科メジロ属
 鳥の中でも屈指の甘党。春になると桜の木などはメジロの群れで目白押し。
鳥取県 オシドリ カモ目カモ科オシドリ属
 山形県と同じ県鳥。山形県では夏鳥だったが鳥取県では冬鳥。調子いい鳥だな。
島根県 ハクチョウ カモ目カモ科ハクチョウ属
 かつてはオオハクチョウが県鳥であったが数が減り、コハクチョウしか見られなくなったためその総称に変更。
岡山県 きじ キジ目キジ科キジ属
 かつは「ホトトギス」であったが、岡山のスター桃太郎に敬意を表し「きじ」に変更。
広島県 アビ アビ目アビ科アビ属
 潜水のプロフェッショナルで冬の渡り鳥。ただ、その渡来数は近年急速に減少している。
山口県 ナベヅル ツル目ツル科ツル属
 冬の渡り鳥。そのほとんどは鹿児島県出水平野に集まる。その数は世界に生息するナベヅルの八割以上。
徳島県 しらさぎ ペリカン目サギ科
 しらさぎという種はいないです。コサギやチュウサギ、ダイサギの総称
香川県 ホトトギス カッコウ目カッコウ科カッコウ属
 生まれる前の我が子を立派に育つまでウグイス家に養子に出す鳥。
愛媛県 こまどり スズメ目ヒタキ科コマドリ属
 奈良県と同じ県鳥。奈良県の方が四年早く選定。
高知県 ヤイロチョウ スズメ目ヤイロチョウ科ヤイロチョウ属
 八色の色彩豊かな羽色が特徴的な絶滅危惧種。
福岡県 うぐいす スズメ目ウグイズ科ウグイス属
山梨県と同じ県鳥。日本三鳴鳥の鳥。「ホーホケキョ」。
佐賀県 カササギ スズメ目カラス科カササギ属
 サギと名がつくが「カラス」の仲間。佐賀県など筑紫平野を中心に見られる。
長崎県 オシドリ カモ目カモ科オシドリ属
 山形県・鳥取県に続いての県鳥。人気ですな。オスのあのド派手なカラーリングが人気の秘訣なのかな。
熊本県 ヒバリ スズメ目スズメ亜科ヒバリ科ヒバリ属
 茨城県と同じ。熊本県内各地の草原や耕地で見られ、親しまれているから選定とのこと。雀ではダメだったのかな?
大分県 めじろ スズメ目メジロ科メジロ属
豊後メジロというのがいるらしく、一般的な「メジロ」より形や色彩が優れていてよく鳴くとのこと。
宮崎県 コシジロヤマドリ キジ目キジ科キジ属
 準絶滅危惧亜種。ヤマドリの仲間は南に行くほど色が濃くなる。そしてこの種が最も身体の色が濃い。
鹿児島県 ルリカケス スズメ目カラス科カケス属
 奄美諸島だけに生息。日本の固有種、美しいがカラスの仲間。
沖縄県 ノグチゲラ キツツキ目キツツキ科キツツキ亜科ノグチゲラ属
 世界で沖縄本島北部のみにすむ希少なキツツキ。絶滅危惧種

以上です。結構時間かかりました。。。



ご自身の都道府県の鳥について確認できましたか?知ってましたか?納得できましたか?

少々、選定基準があいまいだったり、いい加減な感じの所もある気がしましたが変更することもたまにあるようなので、もし自分が住んでいるところで納得のいかない鳥や、こっちの鳥の方が相応しい!!というのがあれば意見してみてください。

参考資料

アイキャッチ画像 ユリカモメ(鳥):無料写真素材なら【写真AC】さんよりジュンPさん
アイキャッチ画像 ユリカモメ(電車):ぱくたそさんよりmari-tさん



ABOUT ME
富士山ガイド竹沢
静岡県裾野市在住。 富士山に暮らす富士山ガイド 富士山エコネット認定 エコツアーガイド 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイドステージⅡ