今回は「地質」をテーマにして富士山について語りたいと思います。
富士山は火山活動によってできた山です。
20万年より古い時代から火山活動が始まり、それ以降繰り返し噴火をすることで、現在の3776mという日本最高峰の山になりました。
マグマが冷えて固まってできた岩石のことを火成岩と言います。
そして火成岩には2種類あり、富士山のように地表や地表近くで噴火しマグマが急激に冷やされてできた岩石は火山岩。
それに対し、地下の深いところでマグマがゆっくりと固まった岩石を深成岩といいます。
更に火山岩はその化学組成によっていくつかの種類に分けられ、新富士と呼ばれる現在の富士山を覆っている岩石は、玄武岩と呼ばれるものになります。
玄武岩は粘り気の少ない玄武岩質マグマが噴出してできた火山岩であり、流れやすい溶岩であることが特徴で、なだらかな火山や溶岩台地等を作る地球で最も多い火山岩と言われます。
見た目の特徴として基本は黒っぽい色をしていますが、磁鉄鉱という鉄分を含んでいるため酸化が進んだものは赤みがかかって見えます。
実際、富士山に登ると山頂や火口に近いところの溶岩は赤みがかかったものがよく見られ、青木ヶ原樹海など火口から離れた場所のものは黒っぽい溶岩によって覆われています。
その他の見た目の特徴としては気泡と呼ばれる無数の小さな穴が見受けられます。
見た目以外の特徴としては、他の岩石に比べ水はけが良いことや前述したように鉄分を多く含んでいることが挙げられます。
それゆえに富士山には川がありません。
また、青木ヶ原樹海でコンパスが狂うという迷信が語られるのも玄武岩に鉄分含まれることが起因しています。
以上のように地質をテーマに富士山を見ていくと色々な発見があります。
次回に続く、、、